Floating Log

2010-03-11 (*)

# star -- simplified tar もしくは *ar

その昔 jar は偉大なり と書いた。 今でもそう思うが、tar も jar もコマンド体系が複雑である。 そこで、機能を絞ってしまってはどうか、と。

tar のオプション指定には個人ごとに好みがあるのだが、次の三つに集約し、他は無視する。

cf
c(reate) f(ile) つまり新しくアーカイブファイルを作る
tf
t(able of) f(ile) つまりアーカイブの内容を確認する
xf
(e)x(tract from) f(ile) つまりアーカイブから取り出す

多くの人が xvzf のように使うのは知っている(これも流儀によって xzvf だったり zxvf だったり)が、今や(というかもう何年も前から) GNU tar は z なしで x を使える。 v は、要らないだろうといつも思っているが、まあ付けたい人のために -v というオプションを許そう。 ということで、上の三つだけをサブコマンドと思う。

残りは引数のファイル名を見て判断する。 .tar.gz だったら tar 形式で gzip 圧縮し、.jar や .zip だったら zip 形式を使う。 できれば他の形式にも対応する。

ということで、コンセプト実証用シェルスクリプト:

#!/bin/sh -

subcommand=$1
case $subcommand in
  cf) ;;
  tf) ;;
  xf) ;;
  *) echo "invalid subcommand";
     exit 1 ;;
esac
shift

if [[ $1 == "-v" ]]; then
  subcommand="${subcommand}v";
  shift
fi

if [[ $1 =~ \.tar(\..*)?$ ]]; then
  command=tar;
  if [[ $1 =~ \.gz$ ]]; then
    subcommand="${subcommand}z"
  elif [[ $1 =~ \.bz2$ ]]; then
    subcommand="${subcommand}j"
  fi;
elif [[ $1 =~ \.([jwe]ar|zip)$ ]]; then
  command=jar
else
  echo "ambiguous argument $1";
  exit 1;
fi

exec $command $subcommand $*

本当は Windows にこそこういうものを用意してもらいたいものである。

posted at 10:08:16    #
 
2010-03-09 (*)

# ジャーナリズム崩壊

上杉隆「ジャーナリズム崩壊」幻冬舎新書(2008)。 タイトルと内容が合っていないと思う。 日米の新聞あるいはジャーナリズムと呼ばれるものを比較した(そして日本のそれを批判した)もの。 むしろ、日本式『ジャーナリズム』未だ崩壊せず、という嘆き。 アメリカ流の風通しの良い報道姿勢を著者が信奉しているとして、それを本当に日本人がマスコミに望んでいるかは別問題じゃないかという気もする。 そのうち飽きられて自壊するでしょうテレビも新聞も。

posted at 05:05:20    #
 

# 入門 Git

濱野純「入門 Git」秀和システム(2009)。 git の開発者が書く入門書。 実装というかユーザー要求べったりの部分と dvcs の一般論的な部分の混在した感じの文章に触れて、普段は mercurial しか使わないという選択をした自分の感性と git の方が流行っていく現実とを比べて物思いに耽ってしまう。 まとまった何かを書けるほどのことはないのだが、一歩引きたいんだなたぶん常に。 Linux 開発のこの場面でこう使える機能だ、とか言われると気持ち悪い。 ソフトウェア開発において、と一般化して語ってもらえると安心する。 具体論は人によって状況が違うし…。 話が大きくなってきてしまいそうなので、この辺りで切り上げてこの本の感想に代える。

posted at 04:44:00    #
 

# 上町断層帯

鵄尾彰「上町断層帯」文芸社(2008)。 最近断層づいているのでこれもまじめな調査研究かと思わせて、実は小説仕立て。 東海・東南海・南海地震と連動して上町断層帯も動いて大阪が海に沈むという話。 文章としてできがいいわけでもないので、変わったものという以上の評価はない。

posted at 00:17:20    #
 
2010-03-06 (*)

# 姿勢

そういえばこの前証明写真を撮られに行ったときやたら「右肩が下がっている」と言われたのを思い出して、服を脱いだ時鏡で見てみた。

びっくりするぐらい右肩がにあった。 つまり、下がっていると言われて「水平でない」という具合に理解したのだが、実は右半身だけ猫背というのに近い感じになっていた。 鎖骨の見え方が左右でだいぶ違う。 右の肩胛骨の辺りが妙に疲れるのもこの所為か。

わりと姿勢が悪い自覚はあったが、これは想像を超えていた。 気を付けよう。

posted at 00:28:00    #
 
2010-03-05 (*)

# 並行コンピューティング技法

Clay Breshears「並行コンピューティング技法」オライリー・ジャパン(2009)。 並行(concurrent)と並列(parallel)の違いとか最初の方で説明があるけど、「並行」って音が「平行」と同じで、「平行」は「並列」と同じ"parallel"の訳語で、まあつまりややこしくて閉口する。 で、中身は具体的にいろいろなアルゴリズムを並行化してみせているのでイメージは掴み易い。 勉強にはなる。

posted at 23:26:08    #
 
2010-03-04 (*)

# ベントラーベントラー

野村亮馬「ベントラーベントラー 1, 2」アフタヌーンKC(2009)。 そろそろ連載終わりという話を聞いて手を出す。 外星人とそのオモチャを相手にする人たちが主人公。 1巻はおちゃらけた感じで軽く読める1話完結の話だけど、2巻になると裏のありそうなキャラが出てきて続き物になってややこしくなってくる。 軽いノリの方が良かったけどなあ。

posted at 03:08:00    #
 
2010-03-03 (*)

# 猫の博物館

J.クラットン=ブロック「猫の博物館」東洋書林(1998)。 大英博物館の出しているネコの本の翻訳らしい。 それほど目新しいことは書いていない。 自分が知らなかったこととしては「ブロッチタビーは比較的最近(エリザベス一世の時代)にイギリスで発生した」とか、ネコの目の色に「黄褐色から、薄い黄色、グースベリーグリーン、鮮やかなグリーン、明るいブルー、鮮やかな群青色などがある」といったこととか。 図版がいっぱいあるが、昔のネコの絵は概ねかわいくない。

posted at 18:31:44    #
 
2010-02-28 (*)

# 秀吉を襲った大地震

寒川旭「秀吉を襲った大地震」平凡社新書(2010)。 天正地震(1586)と伏見地震(1596)という地震を題材に、著者の提唱する地震考古学の有効性を示そうというような本。 地震考古学は、遺構の成立年代と地震の断層や噴砂痕を見て、地震の年代を推定しようというような話。 1596年という数字は活断層大地震に備えるでも書いたが、まさに今住んでいる辺りの断層が引き起こした地震であるというのが興味を引かれるところ。 というか最近近所の地形の凹凸のどこまでが断層由来なのか気になってしかたないので少しでも手がかりを求めるために読んでいる感じ。

ところで有馬-高槻断層帯の図13で野畑断層と如意谷断層がどちらも N で示されているので、周辺の地名を知らない人には不親切(南の方が野畑)。 ついでにいうと、断層の名前は統一されていないのかねえ。

posted at 23:26:08    #
 
2010-02-27 (*)

# 新訂 孫子

金谷治(訳注)「新訂 孫子」岩波文庫(2000)。 最近 twitter で 老子だとか韓非子だとかを見ていて、何となく読みたくなったので手に取った。

1972年に発掘された漢初の竹簡でだいぶ研究の様子が変わったようなことが解説に記されている。 それまでは魏の武帝(曹操)が注をつけたとされるテクストから派生したものばかりだったのに、一気に年代が古い資料が見つかった。 それが20世紀後半の話だというのが意外な話だった。

内容についてはここで改めて紹介するようなものでもないと思うので特に書かない。

posted at 01:19:12    #
 
2010-02-23 (*)

# Google 誕生

デビッド・ヴァイス/マーク・マルシード「Google 誕生」イースト・プレス(2006)。 まあ今さらな本。

posted at 00:42:56    #
 
2010-02-22 (*)

# 池田と五月山動物園

確定申告に池田の豊能税務署に。 ということで自転車日記(池田)を書いた。

その後、五月山動物園という小さな動物園へ。 この動物園の一押しは姉妹都市オーストラリアのローンセストン市から来たウォンバット。 ワラビー、エミューなど他も珍しいのはオーストラリアから。 うろつき回るウォンバットとかぼーっとしているワラビーはかわいい。 献花台があって何かと思ったら、「動物園のシカの健康確認のため、休園しておりましたが、平成22年2月20日(土)より再度開園致します」などとリンク先に書いてあったシカを結核が蔓延していたとかで殺処分しなければならなかったという、残念なお知らせ。

例のガイドブックの p.119 五月山公園のところに「動物園がある」とは書いてあったので、一応これで2ヶ所目か。

posted at 00:53:36    #
 
2010-02-20 (*)

# 数学を生み出す魔法のるつぼ

Jonathan Borwein / Keith Devlin「数学を生み出す魔法のるつぼ」オライリー・ジャパン(2009)。 副題が「実験数学への招待」というのだが、主に積分や級数が収束する値を良く判っている定数(πとかζ値とかlogの特殊値とか)の和に直す話。 その特定の分野にはそれほど興味がないので、いささか読むのに退屈した。 悪い本だというわけではないのだが、期待し過ぎたのがいけなかった。

posted at 21:58:40    #
 
2010-02-18 (*)

# Clean Code

Robert C. Martin「Clean Code」アスキー・メディアワークス(2009)。 いまいち。 倣って頑張ろうという気が湧いて来ない。 昨日のコメントの分離とかもこれを読みながらだったんだけど。

「意味のある名前」という章の前に「統一された言語」というような章を置いて、なぜソースコードは全面的に英語で書かれるべきか力説してもらいたい。 意味を語るのはそれからだ、自民族中心主義者め。

posted at 22:54:08    #
 
2010-02-17 (*)

# コメントの分離

ソースコードとコメントは別レイヤーに置けないのだろうか。 確かにエディターだけで両方書けるのは素晴らしいが、そもそも別の目的のものをひとまとめにするから、コードの変更に追随できずに無意味になるコメントといった問題が生ずる。 現在の技術をもってすれば、二つのファイルを一体に見せるなどわけもない。 であれば、いつまでもソースコードにコメントを埋め込んでないで分離したらどうだろう。

というようなことを AR という技術から夢想する。 ソースコードがリアリティー。

posted at 09:06:24    #
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浮遊する思考・浮遊する言葉を拾い集めて記録しておくページ。

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